【和訳付き】フランク・シナトラ「My way(マイ・ウェイ)」を解説
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【和訳付き】フランク・シナトラ「My way(マイ・ウェイ)」を解説

今回ご紹介するのは、1969年にリリースされたフランク・シナトラの「My Way(マイ・ウェイ)」です。

実はこの曲、もともとは1967年に発表された「Comme d’habitude(いつものように)」というフランスのポップスでした。

それを偶然フランスで耳にしたシンガーソングライターのポール・アンカが曲の権利を買い取り、当時引退をほのめかしていた親友シナトラのために全く新しい英語の歌詞を書き下ろしたんです。

人生の最終章を迎え、これまでの歩みを静かに振り返る。

後悔も涙も、そして愛も笑いもあったけれど、何があっても逃げずに立ち向かい「私は私自身の道を生きてきた(I did it my way)」と誇り高く歌い上げるその姿は、何度聴いても胸に迫りますよ。

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My way(マイ・ウェイ) 英語歌詞+和訳

And now, the end is near(今や、終わりが近づいてきた)
And so I face the final curtain(だから僕は、人生の最後の幕に向き合う)

My friend, I’ll make it clear(友よ、はっきり言おう)
I’ll state my case, of which I’m certain(確信を持って、自分の生き方を語るよ)

I’ve lived a life that’s full(僕は充実した人生を生きてきた)
I traveled each and every highway(あらゆる道を旅してきた)
And more, much more than this(それ以上に、もっと大切なのは)
I did it my way(自分のやり方で生きてきたことだ)

Regrets, I’ve had a few(後悔も少しはあった)
But then again, too few to mention(でも、わざわざ言うほどでもない)

I did what I had to do(やるべきことはやった)
I saw it through without exemption(途中で投げ出さず、最後までやり抜いた)

I planned each charted course(進む道は自分で決めてきた)
Each careful step along the byway(一歩一歩、慎重に進んできた)
And more, much more than this(そして何よりも)
I did it my way(自分のやり方でやってきた)

Yes, there were times, I guess you knew(そう、君も知っているだろう)
When I bit off more than I could chew(自分の力以上のことに挑んだこともあった)

And with it all, when there was doubt(でも迷いがあっても)
I ate it up and spit it out(全部受け止めて、乗り越えてきた)

I grew tall through it all(どんなことがあっても堂々と立ち続け)
And did it my way(そして自分のやり方でやってきた)

I’ve loved, I’ve laughed and cried(愛したし、笑ったし、泣いた)
I’ve had my fill, my share of losing(すべてを味わい、負けることも経験した)

And now, as tears subside(でも今は涙も落ち着いて)
I find it all so amusing(それすらも面白く思える)

To think I did all that(あんなこともやってきたんだと)
And may I say, not in a shy way(少し誇らしく言わせてほしい)

Oh, no, oh, no, not me(いや、違うんだ)
I did it my way(僕は自分のやり方で生きてきた)

For what is a man, what has he got?(人間とは何だろう?何を持っている?)
If not himself, then he has naught(自分自身がなければ、何も持っていないのと同じだ)

To say the things he truly feels(本当の気持ちを語ること)
And not the words of one who kneels(誰かに従う言葉ではなく)

The record shows I took the blows(これまでの人生が証明している、僕は打ちのめされても)
And did it my way(自分のやり方でやってきた)

Yes, it was my way(そう、これは僕の生き方だったんだ)

My way(マイ・ウェイ)単語解説

byway
あまり見ない単語。「わき道」

bite off more than you can chew
「手に負えないことをやる」「無理をする」

have one’s fill
「十分に経験する・もう満足する」

naught
「nothing(何もない)」の古い言い方。

state
「述べる・主張する」

My way(マイ・ウェイ)英語フレーズ解説

the final curtain
直訳すると「最後のカーテン」。舞台でカーテンが閉まる=物語が終わることから、ここでは「人生の終わり(死)」を表しています。人生を一つの舞台にたとえた表現です。

I traveled each and every highway
直訳は「すべてのハイウェイを旅した」ですが、実際の道路ではなく、「人生のあらゆる道=さまざまな経験や選択」を意味します。いろんな人生を経験してきた、というニュアンスです。

I did it my way
「自分のやり方でやってきた」という意味で、この曲の一番大事なメッセージです。人に流されるのではなく、自分で選び、自分の責任で生きてきた、という強い意志が込められています。

bit off more than I could chew
直訳は「噛めないほど大きくかじった」。そこから、「自分の能力以上のことに挑戦した」「無理をした」という意味になります。背伸びしすぎた場面を表しています。

I ate it up and spit it out
直訳は「それを食べて吐き出した」。少し荒い表現ですが、「問題を全部受け止めて、自分で処理して乗り越えた」というニュアンスです。逃げずに向き合った強さが出ています。

saw it through
「最後までやり通した」という意味です。途中で投げ出さず、責任を持ってやり切る、という強い継続のニュアンスがあります。

I’ve had my fill
直訳は「十分に味わった」。ここでは「人生を十分に経験した」「もうやり切った」という満足感を表しています。

If not himself, then he has naught
「もし自分自身がなければ、何も持っていないのと同じ」という意味です。ここでのポイントは、「人にとって一番大事なのは自分らしさだ」という考え方です。

the words of one who kneels
直訳は「ひざまずく人の言葉」。つまり、「誰かに従っている人の言葉=本音ではない言葉」という意味になります。自分の意見ではなく、迎合している状態を指します。

I took the blows
直訳は「打撃を受けた」。ここでは「人生の困難や苦しみ、挫折を受けてきた」という意味です。それでも耐えてきた、という強さが表れています。

映画でも使われた「My way(マイ・ウェイ)」

「My Way」は数多くの名作映画でとても印象的な使われ方をしてます。特に有名なのは、以下の3作品です。

①『SING/シング』(2016年)

まずはアニメーション映画の『SING シング』です。

プライドが高く欲深いけど、サックスと歌の才能は超一流のハツカネズミ「マイク」が、クライマックスのステージで歌い上げています。

この映画で初めて、この曲の素晴らしさを知った若い世代も多いとのこと。

②『グッドフェローズ』(1990年)

巨匠マーティン・スコセッシ監督によるマフィア映画の金字塔です。

この映画のエンディングで流れる「My Way」は、シナトラの優雅なバージョンではなく、イギリスの伝説的パンクバンド「セックス・ピストルズ」のシド・ヴィシャスによるパンクロック・カバー版です。

ハチャメチャなギャング人生の終焉に、シド・ヴィシャスの「俺は俺のやり方でやった」という叫びが重なるこのラストシーンは、映画史に残る完璧な選曲として語り継がれています。

③『最後のマイ・ウェイ』(2012年)

こちらは少し変化球ですが、前置きで触れた原曲「Comme d’habitude(いつものように)」を作ったフランス人アーティスト、クロード・フランソワの波乱万丈な人生を描いた伝記映画です。

一つの曲が海を越えてどのように世界的な伝説へと育っていったのか、音楽ファン必見の作品ですよ♪

最後のマイ・ウェイ

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